平成25年7月に成年向けマンガ雑誌の編集者が逮捕されるという事例を受け、 判断基準の基となる「商業誌」(特に雑誌)の近刊における表現が、「修正をより強く行う方向に」変化しております。
このような状況から、コミケットアピールにも、商業誌における状況をよく確認するよう注意喚起が行われており、 また、2013年夏ごろと同等の修正基準では頒布不可と見なされる可能性が、コミックマーケット準備会から示唆されております。
また、7月末に成年向けマンガ雑誌の編集者が、ワイセツ図画文書頒布の疑いで逮捕されました。マンガ雑誌の性表現が問題となったのは2002年以来のことであり、この事件の影響がマンガ業界全体にどう及ぶのか、準備会としても注視していきますし、サークルの皆さんも充分に留意してください(詳しくは11ページの囲み記事参照)。
すでに報道されている通り、7月に成年向けマンガ雑誌の編集者が、ワイセツ図画頒布の疑いで逮捕されました。その後も、数社の出版社が警察から呼び出しを受けているという一部報道もあります。こうした動きを受け、一部の成年向けマンガ雑誌などにおいては、修正範囲を広げる・濃くするといった対応を取っているケースも見受けられます。
コミケットでは、刑法175条に抵触する「ワイセツ」図画の頒布は禁止し、その基準は「商業誌に準じる」としています。男性向・女性向の内容を問わず、性器や性交シーンを描写する場合、商業誌における状況にアンテナを張り、必要と思われる修正等を行ってください。
また、今回の問題は刑法のワイセツの問題です。児童ポルノ法や青少年健全育成条例とは直接的な関係はありませんので、これらを混同することなく、冷静な対応をお願いいたします。
この事態を受け、みかんの樹事業部としても対応せざるを得ず、成人向けの修正に関しての規定を見直すこととなりました。 これは弊社独自の基準であり、イベントや書店の基準とは異なります。
また、この規定は世相にあわせて変化するものですので、直近で発行された成人向け雑誌を参考に作画を進めていただきますようお願いいたします。
表1(表紙)の目立つ位置へ「ADULT ONLY」、「R-18」などの成人向けとハッキリわかる表記をお願いいたします。また、表紙での過激な成人向け表現は避けていただくことを推奨いたします。ポスターなどの一般のお客様の視界に入る製品については、従来通り、一般向けの表現に留めて頂きますようお願いいたします。
女性器、男性器、あるいは性交シーンの結合部については、白抜きまたは黒ベタでの「面」で修正いただくことを強く推奨いたします。薄いモザイクやトーンでは修正と判断できない場合があります。
頒布する同人誌に対する責任の所在を明らかにするため、必ず奥付を入れてください。奥付にはサークル名、連絡先、発行日、印刷会社名などを記載してください。奥付が全く無かったり不完全(連絡先不明など)な場合、問題が発生した際に故意に隠したと判断される恐れがあります。
直近の成人向け商業誌を参考の上、それらよりも修正が甘い作品については 冬コミでの頒布が出来ない可能性がございます。 再度確認の上適正な修正を入れていただきますようお願いいたします。
以上、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
同人誌においては、奥付が責任所在の意思の有無を判断する基準となっており、みかんの樹事業部では、同人誌に奥付を入れることをお願いいたしております。
奥付へは下記項目の記載をお願いいたします。
※1 奥付の連絡先としては、同人用のメールアドレス(フリーメール可)、もしくは自サイトのURLの記載を推奨しております。
「これって成人向け?」分からない場合はお問い合わせください。
ご相談の際には、もっとも過激と思われるページをサンプルとして添付ください。
お電話でのご相談の場合、詳細なお返事が出来ない場合があります。
〒213-0006 神奈川県川崎市高津区下野毛1-2-19
044-812-4810 044-850-3760
受付時間 9:00~17:00
緊急連絡先 090-9918-0395(國井)